2007.1.23の独り言

 ようやく引っ越し先が見つかった。今のアパートから車で5分ぐらいの距離で、1回しか曲がらずに行かれる・・・(だから何?!)

 いやまぁホントに、条件に合う物件がなかなか見つからなくて、一時は相当あせってしまった。前回はとにかく一刻も早く引っ越したい一心で、探し始めてわずか3日で即決してしまったものの、前に書いたようにチト失敗だったような気がする。引っ越しは大嫌いだから次はできるだけ長く住めるところに引っ越したい。変な妥協はしたくない。

 そう思ってあれこれ見て回ったものの、予算には限りがある。地域、部屋の広さ、新しさ、日当たり、上階か下階か、駐車場の有無、駐車場が屋内か屋外か、ランドリーがあるか、などなど、すべての条件に満足がいくアパートなんぞ、とてもじゃないけど高くて住めない。広いけど日当たりが悪かったり、窓の位置が悪くて外から丸見えだったり、駐車場がなかったり、最初のうちは「絶対ダメ」な物件ばかりで、申込書を出そうと思うほど気に入る物件にすら出会わなかった。申し込んだところで、ライバルがいれば審査で落とされる可能性もあるというのに、15日の時点でどこにも申し込みすらしていなくてかなりあせった。

 1軒、本当に広くて綺麗で地域もよく、端の部屋で日当たりも良くて、申込書を書くところまでいった物件があった。しかし、申込書を出す時になって、ふとランドリーを見ていなかったことに気付いた。管理人に聞いたところ、建物内にランドリーはないと言われ、あっさり振り出しに戻ってしまった・・・(日本と違い、アメリカではアパートの各部屋には洗濯機を置けないのが普通)

 これまでに見た物件の情報をひっくり返し、条件のハードルを下げて再検討してみたり、少し予算の枠を上げてみたり、あまり住みたくない地域にまで選択肢を広げてみたり・・・。超買い手市場で、アパートは空きまくり。6カ月住めば7カ月目の家賃無料とか、12カ月住めば13カ月目の家賃無料とか、当たり前にあった90年代半ばが本当に懐かしい。

 そんな後がない状況の中、あまり期待せずに見に行った物件が意外に良くて、夜に見に行ったまま日当たりの確認もせずにその場で申し込んでしまった。建物が比較的新しいこと、駐車場がいいこと、管理人がしっかりしていることが決め手になった。予算は少しオーバーだったけど、それまでにさんざんいろいろ見て、厳しい現実がわかっていたし、あせりもあった。

 なにはともあれ、ホームレスにならずに済んで(?)ほっと一安心。2月からの契約なのに1月18日には鍵をくれたので、毎日少しずつ荷物を運び込んでいる。面倒で憂鬱で大嫌いな引っ越し作業だが、自分で少しずつ運ぶので、それほど真剣に荷造りをしなくても済む。

 しっかし、本当に現実は厳しい。新居はかなり狭いのである。今のアパートが広かったもんで、ついつい700ドル近くも出して買ってしまってほとんど使っていないソファも、二束三文でたたき売らねばならない。3つあるデスクは、2つにしなければならない。ただでさえ部屋が狭いのに収納も思ったより少なくて、物の置き場所には本当に苦労する。手放したくなくても、あまり使わないものは泣く泣く処分(たたき売る or あげる or 捨てる。アメリカの場合、最終手段は何気なく路上に置いておくこと。大抵の物は誰かが持ってってくれるので、ある意味、便利)。

 引っ越しって、移転先探しから荷造り、運搬までが大変なパートで、移動が完了してしまえば後は比較的楽なものだと思っていたのに。箱を数えると膨大に思える荷物も、出してみるとなんとなくどこかにきれいに収まってしまうものであるハズなのに。今回に限り、新居に入ってからの片づけに一番苦労しそう・・・


 ちなみに新居の私の部屋に割り当てられた駐車場は本当に良くて、小さな車ならもう1台停められそうなぐらい広い。もちろん、ゲート付き屋根付き。ホームセンターで小さな物置でも買ってきて、駐車場に置くかね・・・

 やっぱ、今のアパートに駐車場がなくて苦労した反動か・・・

 というか、本当に今のアパートとは長所短所が逆転している。駐車場しかり。部屋の広さしかり。古さ/新しさしかり。日当たりは、今は非常にいいが、新居は許せないほどではないにしろ、かなり悪い。1階2軒、2階2軒の小さなアパートから、両隣にも上階にも住人がいるかなり大きなアパートへ。今は大通りの騒音がうるさいが、隣人の騒音はあまりない。新居は道路からの騒音はなさそうだが、上階の足音や隣の音楽などが聞こえてきそうだ。

 これはやっぱ反動か・・・、ないものねだりか・・・


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