98.2.18の独り言

 最近、あまりネタにしていないが、もちろん私の宅配業者との相性が良くなった訳では決してない。トラブルになるのが何だかあまにり当たり前過ぎて、どうでも良くなっている。特に例の天敵UPSに関しては、限りなく100%に近いトラブル率を誇っている。
外箱のサイズは120×50cmに
厚さ20cmといったところか

 少し前になるが、自室のあまりの狭さに片づけようにも物が片づかず、大型の棚を発注した。カタログで適当なサイズのものを選び、さすがにこればっかりは届け先は自宅。宅配業者は・・・UPS以外の選択肢がなかった。あまりに怒りがこみあげてくるので詳細の説明は省くが、紆余曲折の末、とにかく馬鹿UPSのせいで棚は会社に届く羽目に陥った。はてさて・・・棚である。でかくて持ちにくい。重さは大体、30〜40kgくらいか。さすがの私もかなり躊躇した。しかし、こんなの持って地下鉄の階段を上り下りするのは絶対に嫌だ。バスの乗り降りも大変そうだし、車内でも嫌な顔されそうだ。ワゴンタクシーなら乗るか??? いや、なんで馬鹿UPSのせいで私がタクシー代、使わなくちゃいけないんだ?! 死んでも嫌だ。

完成図

 ・・・という訳で、結局えっちらおっちら、かついで帰って来た。普段、結構な早足で35分くらいかかる通勤路。1時間くらい、かかったかもしれない。さすがに疲れた。今回ばかりは強烈に頭に来たので、応対したUPS社員の個人名入りで抗議の手紙を本社宛に送ってやった。しばらくして、うちの地区担当支店のマネージャーから真摯な内容の詫び状が来た。しかし、たかが紙切れ一枚の詫び状、普通郵便で送らんかい?! 自宅にUPSで送るな! 転送してもらうために、またいらん手間がかかったじゃないか! 全く・・・。

 それでもやっぱり、紙のカタログもインターネットも含めて、通販を利用してしまう。まず、州外の業者から買えば売上税(消費税のようなもの)がかからない。ニューヨークの売上税率は8.25%なので、品物の値段が高くなるほど送料を支払っても得になる。さらに、衣料品は店に行ってもサイズや色がまずない。日用品なら、一日歩き回って探さねばならないような買い物が一冊のカタログで済んでしまう。買い物のために人混みを歩き回るのも嫌いだ。大体、どこに行けば欲しいものを売っているのか、今ひとつよくわからない。こればっかりは、例え日本国内でもいきなり大人になって全く知らない土地に引っ越したらかなり苦労すると思う。今さら、あちこち歩き回って探索するのも面倒だ。

 本日のことである。同僚が私宛の小さな荷物を2つ持ってきてくれた。差出人は同じ業者。箱を開けると、中身は全く同じもの。もちろん、私は1回しか注文していない。「まぁ、どうせ消耗品だからいいか」。しばらく後、今度は別の業者からの包みが2つ届いた。今日はいろいろ届く日だ、と思いながら、こちらは注文した物が複数なので分けて入っているのだろうと、開封しないまま持ち帰った。自宅で開けてみたところ、1つの包みに注文した物は全て入っていた。もう1つを開けると、全く同じセットが入っていた。

 ??? もちろん業者は別、注文方法も注文日も全く異なる。しかも、今まで二重に品物が届くなんて経験したことがない。それが、いきなり二連発??? 今日は一体、何の日なのだろうか。

 通販業者とまで相性悪くなりたくないなぁ・・・。


 先日、知り合いと話していたら、ニューヨークが好きな理由として、すごいことを言っていた。1時間、寝坊して遅刻しても、「地下鉄が遅れた」と言えば絶対に信じてもらえるから好きなんだそうだ。悪いが、私はそういう人間には死んでもなれそうもない。

 Adobeのセミナーに参加した際、司会のおねえさんが「ニューヨークで開催する時は必ず開始時間を10分くらい遅らせる」「ニュージャージーやコネチカットでやる場合は、そういうことはないんだけどね」と言っていた。

 もう、いいんだ。私は歩くことにしたんだ。唯一の難点は、通勤途中に雑誌を読めなくなったことか・・・。


エッセーのメニューに戻る
  • 次回の独り言に行く
    過去の独り言メニューに戻る
  • 前回の独り言に戻る
    トップに戻る