☆ 悪の教典

監督:三池崇史
出演:伊藤英明
   吹越満
   染谷将太
   山田孝之

 前半は意外に普通の(?)ドラマ展開で、これからどうなるのだろうというわくわく感いっぱいに楽しめた。

 後半はもう、三池ワールド全開! あそこまでやられると、実にすがすがしい。展開も読めるので安心感たっぷりに見られてしまって、いいんだか悪いんだか。

 登場人物は基本的に美男美女、とまではいかなくても、生徒役に不細工はいないし悪くて中の上ぐらい。個性派の先生はまああれでいいし、伊藤英明は何をやっても格好いいし、目の保養としても楽しめる。こんなに強烈な内容なのに普通に平静に、手に汗握ることすらなく楽しめてしまって、しつこいようだけど、いいんだか悪いんだか。生徒達の人格描写とか、ほとんどないから、殺されたって悲しくないし。

 この作品の試写会でどこぞのアイドルが、涙が出たとか気分が悪くなったとかでイベントをキャンセルしたと読んだ気がするけど、その話の方が今時吐き気がするようなブリッ子ぶり。だったらそんな仕事受けるな。現実にあんな場面に遭遇したら発狂するし泣くし吐きもするだろうけど、この映画のどこにそんなリアリティがある?! 個人が銃を持てる国だったら真似するヤツが出そうで危なくて公開に制限がつきそうだけど、日本であんな作品見たってリアリティのかけらもないでしょ? 単純に娯楽作品として、十分に楽しめる。

 山田孝之が、パンツをさすまたで受け取って匂いをかぐシーンでは思わず笑っちゃったぐらいで。お前は犬か?!

「序章」も見てみたいけど、海外から見る方法があるかなあ。小説も読んじゃおうかな、ってぐらい、自分でも意外なぐらい好きになってしまったよ、この作品。見る人を選ぶ作品であることは、否定しないけどね。

鑑賞日:2014年2月19日
製作:2012年・日本


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